園長カメラ
自由時間の時に年長さんが書いたものを見せに来てくれました。フロアに飾ってあるタンポポ魂を見て書いたそうです。
教育関係の方はご存じだとは思いますが、近年では子どもたちの育ってほしい力に“非認知能力”というものが注目されています。要するに目に見えにくい、または数値化しにくい力のことです。例えば、失敗を学びに変えようとする力、相手を許す力、自分をコントロールする力、目標に向かって頑張る力などのことです。
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この年長さんの書いてくれたタンポポ魂は今から約30年前に、当時の澁谷金太郎園長(現清瀬市長)が清瀬富士見幼稚園の新しい教育方針として掲げたものです。私はこのタンポポ魂は非認知能力そのものと思っています。子どもたちは今までの園生活の中で、これからの園生活で自分のタンポポ魂を自分で育てています。先日来園した空手で全国大会2位になった4年生の卒園児もタンポポ魂を鬼滅の刃のセリフにあるように、タンポポ魂に全集中して、タンポポ魂を燃やして頑張っていると教えてくれました。
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人間には生きている限り、できること、わかることと同じくらいできないこと、わからないことがあると思います。そして時に困難があった時に職員はもちろん、子どもたち、保護者のみんながタンポポ魂をキーワードに、子どもとして、先生として、親として、みんなで学び続けようとすることが未来を担う子どもたちに重要なこと思います。