お茶指導参観
今日はお茶指導の参観がありました。
以前から園日記にてお茶指導の様子をお伝えしていましたが、子どもたちは今日の参観のために今までお茶を点てる練習を重ねてきました。
今日はその練習の成果をお母さんに見てもらう日ということで、子どもたちはとても張り切っていました。↓
先生にお茶の道具のお話をしてもらいました。
「これはなんでしょうか?」・・・上から黄緑・白・ピンウの3色でできているこれは‘菱餅’です。
ピンクは花・白は雪・黄緑は葉をあらわしているそうで、もうすぐ来る春の訪れを感じることができます。↓
今日の掛け軸は‘ひなまつり’でした。先日、幼稚園の1階にも雛人形が飾られたばかりですが、3月はもうすぐ。雛祭りが近づいていることを感じる掛け軸です。↓
今日のお花は桃の花と椿でした。「お花をあげましょ桃の花」という歌詞があるように、桃の花は季節のものですね。
そして、もう一つ。以前も紹介した羽根つきの羽根んも形をしたとても面白い植物‘衝羽根(つくばね)’もありました。
今日もお花を生けました。自分の好きな花材を2つ選んで、花瓶に生けました。
子どもたちだけではなく、お母さんたちも花を生けました。それぞれの生け方で、花が更にいきいきとしていました。↓
子どもたち、まずはお茶の味を楽しみました。先生達たちが点ててくれた抹茶をじっくりと味わいながら飲んでいました。
飲む前、そして飲んだ後にお茶碗の絵をじっくりと見るのも茶道の特徴です。1つひとつ違うお茶碗の絵をじっくりと見ることでお茶碗を作ってくれた人にも感謝の気持ちを持ってお茶を味わいます。↓
いよいよお母さんにお茶を点てていきます。その前に、代表のお当番さんがお母さんたちにお茶菓子を出します。
その間に、茶筅を使って一生懸命お茶を点てていきます。これまで何度もお茶指導に臨んできたので、子どもたちはお茶の点て方が上手になっていました。綺麗な抹茶色の細かな泡がお茶碗の中にできていきます。↓
お茶がこぼれないように慎重にお茶碗を運んでいきます。お母さんたちが子どもたちの様子をじっと見守っていました。自分で点てたお茶をいよいよお母さんに飲んでもらう時がきました。↓
お母さんたちにお茶を喜んでもらうことができました。おもてなしの気持ちをもって相手のためにお茶を点てることの喜びを、今回の参観を通して子どもたちは感じることができたのではないでしょうか。
お茶指導は年中組の時からありますが、年長になった今、自分でお茶を点てられるまでに子どもたちは成長しました。自分から気持ちを切り替えて真剣な表情で指導に臨む姿も、年長ならではだと感じます。
今日は子どもたちの成長を感じる1日でした。↓