研修会
昨日、ふじみ幼稚園と姉妹校のわかたけ幼稚園の職員の研修会がありました。講師の先生は清瀬市健康大学第5回でも講演された東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎先生でした。
テーマは腸内細菌と免疫力。
免疫力を高めるためには食べもの7割と、こころ3割。
添加物の入っていない食材での手料理は腸内細菌を活性化させる。
楽しい食事は食物から良いものがたくさん体に取り入れられる。
腸内細菌は生活を“清潔にしすぎない”ことが大切。
腸内細菌が強ければ例えばO-157が体に侵入しても、軽い腹痛程度で重症化しない。
誰もが1日に3000個のコピーミスをしたがん細胞を持っています。それが腸内細菌により増殖できない。
特に笑いはNK(ナチュラルキラー)細胞が活性化され、免疫力が高まります。(講義中も何度もセンスの良いユーモアで笑わせていたただきました)
アトピー、アレルギーなどは一時的に症状を抑えるために薬は必要だが、不調の根本を腸内細菌や免疫力で改善しなければならない。継続してゆっくり年月をかけて改善していく。
腸内細菌は0歳から1歳半で、ある程度決まってくる。
授乳時の乳首の消毒、哺乳瓶の消毒は良い細菌まで排除してしまう。
赤ちゃんはいろんなものを口に含んで腸内細菌となる良い細菌をとりいれている。
例えば、パンダは笹を消化する酵素は持っていない。だから生まれたら土をなめて腸内細菌を取り入れる。コアラも同じ。
便利になり、便宜を図る世の中は決して悪いことではないと思います。しかし、他の動物と同じように自然と共生していく事、難しく考えず子どもたちにとってみれば外でたくさん遊ぶこと、これからますます自動化になっていくことで、そういったことを人間が“意識して”行なっていかなければならない時代になってきたのかもしれないですね。
担任全員が講義を聞いていますので講義内容にご興味のある方はお声をおかけください。
良い時ばかりではないですが、子どもたちもご家族の皆様も笑顔で、身体を大切にして過ごしていきたいですね。
藤田先生貴重なお話ありがとうございました。